人間は思い込みで叶う?治験による思わぬ選択肢。
おはこんばんにちは。
みんなは「治験」って聞いたことあるかな?
昔は臨床実験って言っていたんだけど、まぁ平たく言うと人体実験だね。
治験にも3段階あるらしくって、動物実験が終わった後にいよいよ人で試していくんだって。
フェーズ1 : 副作用の確認のためにまずは健康な身体で志願者の方にちょっとずつ投与していく
フェーズ2 : 治療の目的とする病気の持ち主で比較的軽度の方に投与する
フェーズ3 : フェーズ2より広範囲で投与していく
ざっくりこんな感じ。
実はわたくし、治験の話が舞い込んだことがあるんだよ。途中で辞めたんだけど。
フェーズ3で、点滴一回7000円の報酬、結果が得られるかどうかの実験。
最初に説明があって、
「3種類のお薬があります。次のうちどれかが投与されて、効果を見ていきます。どれが投与されたかは聞かされません。継続日数は1年です。こちらが指定した曜日と時間に必ず病院に来てください」
私には(金払うからちゃんと来いよ)と聞こえた。
「まず一つ目は有効成分多めのお薬、二つ目は有効成分少なめのお薬、そして三つ目が有効成分がまったく入っていないお薬です。」
え???
いやダミーはダメでしょ。
「人間は思い込みで病気が治る事があります。実際に有効成分がまったく入っていないお薬を投与しても治る方は存在します」
…まじか。
治るお薬が投与されたからもう大丈夫って信じることで身体に変化が生まれるんだね
ダミーが含まれることを聞いて、正規のお薬が効かないって考えもよぎったけどね。
こういうのを【プラシーボ効果】っていうんだって。
今は、やってはいけない実験なんだけど、昔の実験である死刑囚に目隠しして水が垂れる音を聴かせる。「君の血の音だ」「人は血液の3分の1を失うと死ぬそうだ。そしてそろそろ3分の1血液がなくなる」そう言われて信じ込んだ死刑囚は、実際無傷なのに本当に死んでしまったんだって。
プラシーボ効果、かなり奥が深い内容だね。
極端な話だけど頭の中で描いたものは身体の中に変化をもたらすって事だよね。
「俺、超健康体ですけどなにか?」
くらいの気持ちでこれから過ごしてみようかな。
仕事行ってきます。