一発目のサーブを見逃すな。
おはこんばんにちは。
私の友人の小山さん(仮)
恋愛から離れて3年目の20代後半男子。ルックスも良いし、話も面白いし、筋肉もあるし、仕事もちゃんとしてるし、同性にも好かれている。
ちゃんとスペックはあるのになぜ恋愛しないのかと聞くと、
いつも女性とは友人になる立ち回りになってしまうとか。
それを3枚目キャラというのであれば、その3枚目を好きになってくれる女性がいつしか現れるのを待っていた。
そんな小山さんの同僚が、ある日3×3で会社関連の男女で集まる飲み会を開いてくれて。
やはり盛り上げ役に徹する小山さんだが、今回はちゃんと好みを選んでいた。
1人いちごみるくのように可愛い女子がいて、その子に選んでもらおうと頑張ったが、残念ながら興味を持ってくれたのは別のバナナみるくくらいの女子だった。
飲み会後、バナナみるくから連絡が来て、その飲み会で盛り上がったお話の1つ、バドミントンについてのトークで話は広がり、今度一緒にバドミントンやろう ってことになって。
小山さんは
もしバトミントンで俺に勝ったらご飯おごるよ
という約束を交わし、バナナみるくのために楽しみを膨らませるやりとりをしていた。
ただ、小山さんには少々の不安があり、私にその不安を打ち明けた。
バナナみるくはバド部で学生時代を過ごしており、こちらが妄想する代々木公園でやるようなかわいいラリーではないのではなかろうかと。
バドのスマッシュは世界最速で493㎞。本気でスマッシュを打ってきたら女子でも時速200㎞はいくだろうし、そもそも一緒に楽しい時間を過ごす事が目的で、そんな本気の女子をこちらとしては見たいわけではない。
本気でスマッシュ打ってきたらご飯おごり目的。
可愛らしく打ってきたらワンチャンあり。
そう、次回のバドミントンはバナナみるくの本質が公になるのだ。
スマッシュが決められて「サー」とか言われたらもうドン引きすぎて何も言えない。
小山さんはバドミントンをバトミントンと連呼していた。
そこでバナナみるくに火をつけてしまうかもしれないので気をつけてください。とだけアドバイスしておいた。
「いゃバドな」
そんなバナナみるくは見たくない。
そしてこれらのすべてはバナナみるくの一発目のサーブの構えに集約される。
どうか、どうか裏打ちの構えだけはやめてくれ。
仕事行ってきます。
【プロフィール】
橋元リョウイチ
原宿にある美容室「VIRGO」スタイリスト
東京都渋谷区神宮前2-32-3ニチハタビル3F
竹下通りの出口から徒歩約3分
TEL 03-3403-8090
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